日本語で一言、「霧」といっても、英語では「fog」や「mist」「haze」などの表現があります。
そして「fog」や「mist」「haze」を厳密に日本語に訳すと「霧(きり)」「靄(もや)」「霞(かすみ)」となるんだそうです。
皆さんは「霧」や「もや」、「かすみ」などの違いを知っていますか?
気象予報士の方などは、その辺、しっかりと区別されていると思いますが、血液型O型の私にとっては「霧」や「もや」、「かすみ」もほぼ同じ・・・・という感じwww
多分、皆さん、ほとんどの方も「そんな細かい事は気にしてな~い!」とおっしゃられるのではないか?と勝手に想像していますが・・・
実際に英和辞典を覗いて見ても「fog」を「もや」と訳したり「mist」を「霧」や「かすみ」と訳している場合もあります。
多分、英語圏の日常会話の中でも「fog」や「mist」「haze」などは、ある程度いい加減なんだと思いますが・・・海外でも天気予報などではしっかりと区別しているのでしょう。
実際、「fog」や「mist」「haze」、つまり「霧(きり)」「靄(もや)」「霞(かすみ)」をきちんと調べていくとそれぞれの濃さや視界の悪さの程度が違うのが分かってきます。
そして、その違いは
霧(きり)>靄(もや)>霞(かすみ)
つまり
fog>mist>hazeという具合になります。
「霧(きり)」=「fog」も「靄(もや)」=「mist」も現象的には同じで、大気中の水蒸気が微小な水滴になり視界が悪くなる状態で、一般人の私たちにとっては大した違いではない感じです。
でも、日本の気象庁の定義で言うと、
「霧(きり)」は視界1km未満の状態、
「靄(もや)」は視界1km以上10km未満の状態を指します。
英語圏では
「fog」は「視界5/8法定マイル以下」
「mist」は「5/8法定マイルを超える視界がある状態」
という風に定義されています。
法定1マイルは1609.344 メートルですので、5/8法定マイル=1005.84メートル。
まあ、大体1㎞という事で、日本の気象庁も英語圏とほぼ同じ基準を使っている事が分かりますね。
この定義からは、「霧(きり)」=「fog」の方が、「靄(もや)」=「mist」よりも視界が悪くて濃い事が分かります。
そして「霞(かすみ)」=「haze」は、空気中の水滴やその他の粒子で視界が悪くかすんだ状態。
多分、気象的にはそんなに影響ないからでしょうか?「霞(かすみ)」=「haze」は気象用語ではありません。
以上の事から視界の悪さ、濃さという観点では、fog>mist>hazeの順になる訳です。
ちなみに、日本では「霞(かすみ)」は文学作品や俳句の季語として用いられることが多いですね。
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