「付帯状況のwith」の種類について

付帯状況のwith

前置詞の「with」は、さまざまな使い方によっていろんな場面で活躍してくれます。

ですから全ていっぺんに覚えるのはちょっと大変かも知れません。

今回は、その「with」の使い方の中でもちょっと難しい「付帯状況のwith」をご紹介します。

「付帯状況のwith」は、withの後に(目的語)+C(補語)が来るという形で「~しながら」という表現になります。

ですので「with+O+C」の目的語(O)は、withの目的語として、そして、補語(C)は「withの目的語がどういう状態かを説明するもの」になります。

ところで「付帯状況のwith」と聞くとすぐに頭に浮かんでくるのが「with+O+~ing」と「with+O+~ed」で、C(補語)の部分に~ing(現在分詞)や~ed(過去分詞)が来る場合です。

この2つは「付帯状況のwith」の話をするときにはいつも出てきますね。

いつもこの2つばかり目立っているのですが、実は「付帯状況のwith」はこの2つだけではなく他にも幾つかの種類があるんですよ!

それはC(補語)の部分に「形容詞」や「副詞」、「前置詞句」が来る場合です。

「付帯状況のwith」の種類のまとめ

(1)with+O+形容詞

He was sleeping with his eyes open.( So scary!)
彼は目を開けたまま寝ていた。(メッチャ怖いわ~!)

(2)with+O+副詞

The candidate shouts with his big voice always.
その候補者はいつも大きな声で叫ぶ。

一般的に副詞は補語(C)にはならないんだそうですが、稀に補語(C)になることがあるそうです。

「with+O+C」の場合は、目的語(O)はwithの目的語で、そして、補語(C)は「withの目的語がどういう状態かを説明するもの」になります。

(3)with+O+前置詞句
She went back her home with a dazzling smile on her face.
彼女はまぶしい笑顔で家に戻った。

(4)with+O+現在分詞
He was running with his red face distorting.
彼は真っ赤な顔をゆがませなが走っていた。

(5)with+O+過去分詞
He watched TV with his shoulders massaged by his son.
彼は息子に肩を揉まれながらテレビを見た。

「付帯状況のwith」と言えば、いつも「with+O+現在分詞」や「with+O+現在分詞」が目立ってしまい形容詞や副詞、前置詞句が使われている場合は忘れられがちです。

(実際、私は「with+O+現在分詞」や「with+O+現在分詞」以外は良く知りませんでした!www)

ネイティブスピーカーは「付帯状況のwith」を良く使うらしいので、皆さんも文法書を開いて一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

副詞と補語の関係について

(2)のところで書いているように、一般的に副詞は補語(C)にはならないんだそうですが、稀に補語(C)になることがあるそうです。

ところで、補語(C)って一体何なの?・・・って思われる方もいらっしゃるかもしれませんね?

私も、副詞とか補語とか考えていると頭がこんがらがってきます!www

「S+V+C」の文の場合の補語(C)は、「主語がどういう状態かを説明するもの」と考えると分かりやすいそうですよ!

「with+O+C」の場合だったら、補語(C)は「withの目的語(O)がどういう状態かを説明するもの」になります。

<例外的に副詞が補語になる場合について>
The game is over.
The TV is on.
Time is up.
I’m off.
などなど

ちなみに、副詞がO(補語)になる場合としては以下のようなものがあります。

about, ago, always, almost, by, carefully, down, here, in, just, much, now, off, often, on, only, over, out, quietly, sometimes, soon, there, then, though, too, up, very, well・・・・・

こうやって見てみると結構あるような感じもしますけど・・・・・

 

付帯状況のwithと動詞-ing形

「~しながら」を英語にする時、with+動詞-ing形と勘違いしやすい点について

2019年6月19日

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