日本では、毎年、夏から秋にかけてが台風の季節になります。
ほとんどがフィリピン沖で発生した台風が日本に来るパターンですね。
フィリピンでは毎年、沢山の台風が発生して暴風被害や水害など大きな被害を与えていますが、その内の幾つかが日本へと向かって来ます。
ですので、オンライン英会話でも毎年のように台風やその被害について、先生たちとお話しすることも多いです。
気象庁の天気予報は、台風がフィリピン沖で発生すると、日本に近づいて来るのか、それとも逸れるのかを予報してくれてその精度もかなり高いです。
今日は、その台風に関する英語表現をご紹介したいと思います。
台風の発生や移動について
<台風の発生>
「台風がフィリピン近くで発生した。」を英語で言うと下のような言い方があります。
The typhoon developed near the Philippines.
The typhoon formed near the Philippines.
The typhoon was born near the Philippines.
The typhoon appeared near the Philippines.
<台風の移動について>
The typhoon is heading towards the Japan Sea.
(台風は日本海に向かっています。)
The typhoon is approaching Japan.
(台風が日本に近づいてきています。)
The typhoon is coming to Japan.
(台風が日本に来ています。)
The typhoon is advancing toward the northwest.
(台風は北西に向かって進んでいます。)
The typhoon is advancing toward the north at a speed of 30 kilometers per hour.
(台風は時速30キロで北上しています。)
「時速30キロで」=「at a speed of 30 kilometers per hour」
The typhoon is moving to the northwest.
(台風は北西に進んでいます。)
大型台風や超大型台風など台風の大きさについて
Ise Bay typhoon also called Super Typhoon Vera.
(伊勢湾台風は、スーパータイフーン ベラとも呼ばれています。)
A severe typhoon hit Ise Bay on Sept. 26, 1959.
(1959年9月26日に激しい台風が伊勢湾を襲った。)
On Sept. 26, 1959, a powerful Super Typhoon struck Japan.
(1959年9月26日、強力な超大型台風が日本を襲った。)
「伊勢湾台風」=「the Ise Bay Typhoon」=「Typhoon Vera-1959」
「超大型台風」=「super typhoon」
「severe typhoon」=「激しい台風」
「大型台風」については
「big typhoon」「powerful typhoon」「major typhoon」「large typhoon」などの表現があります。
台風の名前について
海外では、台風に人の名前や動物名、その他などでネーミングします。
でも、日本の気象庁では、毎年台風が発生した順番で1号からネーミングしていきます。
日本で「台風21号」だと、英語では「typhoon Number 21」になります。
台風を番号でネーミングする気象庁のやり方は、とてもシンプルですがちょっとばかり無機質な感じがします。
(台風21号は日本中に大きな被害をもたらしました。)
「台風」の事を英語で「typhoon」と言いますが、実は日本の気象庁が定義している「台風」と国際分類による「typhoon」では最大風速の基準が違います。
台風(気象庁) | →→最大風速が34kt以上の熱帯低気圧 |
typhoon(国際分類) | →→最大風速が64kt以上の熱帯低気圧 |
ですので、日本の気象庁で「台風」と呼ぶ場合でも、国際的には「typhoon」には該当せずに「Tropical Storm (TS)」や「Severe Tropical Storm (STS)」と呼ばれるケースもあります。
「Tropical Storm (TS)」が大型になり、最大風速が64kt以上になると「typhoon」になるわけですね!
ちなみに日本で言う「熱帯低気圧」は英語で「tropical depression」。
「台風の目」は「eye of the storm」や「eye of typhoon」と言います。
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